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早稲田大学スポーツ科学部「世界標準のアスリートを」

早稲田大学スポーツ科学部「世界標準のアスリートを」  スポーツ科学部は、人間科学部スポーツ科学科を分離独立させる形で、2003年、人間科学部と同じ埼玉・所沢キャンパスに新設された学部です。スポーツや体育の名を冠する学部としては、1949年に日本体育大学が開設した体育学部が日本の大学で初めての体育学部ですが、早稲田大学がスポーツ科学部を開設した2003年以降、他大学がこぞって、スポーツの名を冠する学部や学科を新設するようになります。

文武両道の顔を持つ早稲田大学が戦前から日本のスポーツ界の発展に大きく貢献していることは、野球の早慶戦、ラグビーの早明戦、箱根駅伝といった日本を代表する大学スポーツイベントやオリンピック・パラリンピック競技などを通じ、老若男女多くの人たちが知るところです。野球やラグビー、陸上競技のみならず、その他の競技種目でも多くの実績を上げ、早稲田大学は、スポーツに強い大学の一つとしても圧倒的な存在感を示しています。この早稲田大学の強力なスポーツアイデンティティを体現しているのが、様々な競技種目からなる体育各部とスポーツ科学部です。

明治・大正・昭和から現在に至る早稲田大学スポーツの伝統の下、スポーツ科学部は、グローバルかつ学際的な視点からスポーツに関する事象を科学的に研究し、海外の有力アスリートと互角に競い合える世界標準のアスリートを養成するなど、世界のスポーツ科学をリードする存在を目指しています。世界のグローバル化を念頭に、スポーツに関する様々な学問同士を融合した学際的な教育体制を整備し、日本を代表するスポーツ科学の拠点として機能しています。

スポーツ科学科のみの1学科制を採用するスポーツ科学部は、2年次から「健康スポーツコース」「スポーツ医科学コース」「トレーナーコース」「スポーツ教育コース」、「スポーツコーチングコース」「スポーツビジネスコース」「スポーツ文化コース」という7つのコースに分かれます。
早稲田大学スポーツ科学部「世界標準のアスリートを」 このうち、健康スポーツコースは、日常生活の様々な場面で健康増進の手段としてのスポーツを広め、生涯スポーツを軸に健康で活力ある社会の実現に貢献する人材の養成を目指しています。また、スポーツ生理学、スポーツ医学、スポーツ栄養学、スポーツ免疫学といった医科学系の科目を配置するスポーツ医科学コースは、人間の肉体構造や運動機能に関する知識を体系的に習得させることにより、主に医療や福祉などの現場で活躍する人材の養成を目指しています。さらに、トレーナーコースは、アスリートがベストの状態で競技できるように、そのトレーニングからコンディショニングまでをトータルにサポートするスポーツトレーナーの育成に取り組んでいます。なお、これら3コースの専門科目は自然科学系が中心であるため、3コースとも自然科学領域に属していると言えます。

一方、スポーツ教育コースとスポーツコーチングコースは、体育科教員などのスポーツ指導者や各競技のスポーツコーチの養成を担っていますが、スポーツ技術の向上を目指すスポーツコーチングコースは、スポーツ科学的な視野を有するアスリートの養成にも対応しています。また、社会科学領域のスポーツビジネスコースは、スポーツ経営の手法を研究するコースであり、スポーツ産業やマーケティングなどの分野で活躍できる人材の養成を目指しています。これに対し、スポーツの歴史や社会における役割を文化的な観点から考えるスポーツ文化コースは、人文科学領域のコースとして、文化としてのスポーツとアスリートに関する情報を広く社会に発信するスポーツジャーナリストの養成に力を入れています。

このように、スポーツ科学部はスポーツに関する多彩なコースを設置しています。スポーツという共通のフィルターを通し、自然科学・社会科学・人文科学を横断的に包括する幅広い知識を総合的かつ学際的に習得できるのが、この学部の最大の特徴と言えます。

スポーツは世界の共通語です。世界のグローバル化が進む中、スポーツは、国際交流の舞台でこれからも重要な役割を果たすことが期待されますが、スポーツ科学部は、もう一つの共通語である英語教育にも力を入れています。早稲田大学のスポーツ科学部は、これからも、スポーツ力と英語力という2つのコミュニケーション能力を駆使することで広く世界に貢献できる人材を世に送り出すことでしょう。

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