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早稲田大学理工学部「3学部制で科学技術の底上げを」

早稲田大学理工学部「3学部制で科学技術の底上げを」  早稲田大学には、教育学部に理学科が存在しますが、かつての東京専門学校にも、1882年に理学科が開設されています。東京専門学校理学科のほうは、わずか数年で廃止されているので、現在の教育学部理学科と直接のつながりはありませんが、東京専門学校の時代から、政治家だけでなく理科系人材の養成も目指していたことが窺われます。その理学科の廃止から20数年後の1908年、早稲田大学は本格的な理系教育と研究に着手します。この時開設されたのが「早稲田大学大学部理工科」です。1920年に理工学部となりますが、その後、1949年の昼夜2学部制の開始、1968年の第二理工学部の廃止を経て、2007年に3学部(基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部)に分割されます。

基幹理工学部は、「数学科」「応用数理学科」「情報理工学科」「機械科学・航空学科」「電子光システム学科」「表現工学科」 という6つの学科から構成されており、次世代の基幹を支えるテクノロジーの開発を担う人材の育成を目指しています。
早稲田大学理工学部「3学部制で科学技術の底上げを」  創造理工学部は、テクノロジーの成果を社会に還元することで人間を取り巻く様々な課題に対応し、豊かな社会の創造に資する人材の養成を使命とします。「建築学科」「総合機械工学科」「経営システム工学科」「社会環境工学科」「環境資源工学科」という5つの学科のほか、人文科学・社会科学系の教養と外国語を習得させるプログラム「社会文化領域」 が設置されているのが大きな特徴です。社会文化領域は3学部共通の教養課程として、理工系の知識に偏らない学際的なグローバル教育の一端を担っています。

そして、「物理学科」「応用物理学科」「化学・生命化学科」「応用化学科」「生命医科学科」「電気・情報生命工学科」 という6つの学科を擁する先進理工学部は、時代を先取りする新しい科学分野でグローバルに活躍できる人材の養成を目指しています。

早稲田大学は、英語のみで学位の取得が可能な大学を支援する文部科学省の「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の拠点大学に指定されています。これを受けて、理工3学部および研究科(大学院)には、英語による講義のみで卒業または修了が可能な「国際コース」も併設されています。

理工学部は3学部制の下、様々な学科に分かれ、それぞれの学科の上に研究科の専攻が設置されています。理工3学部は、早稲田大学の中でも研究科との融合が最も進んでいるとも言われており、こうした2者の密接なつながりを表すかのように、研究科に進む学部生が多いのも理工3学部の特徴です。なお、3学部とも、学部に入学して最短6年で博士の学位が習得できる「飛び級制度」が用意されています。

理工学部とその研究科は3つに分割されていますが、理工学術院という共通の組織に属しています。グローバルユニバーシティを目指す早稲田大学は、多岐にわたる理工系の教育体制を一つの理工学術院に集約することで、理工系の総合大学としても自らの存在感を世界に発信しています。世界のグローバル化に対応した3学部制の下、早稲田大学の理工学部は、これからも世界に通用する日本の科学技術の底上げに貢献していくことでしょう。

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